2016年05月23日

最果ての町

旅の思い出シリーズ。
帰国当日。フライトまで少し時間があったので、うまいパスタを食べようと思い立ち、グループを離脱してフラッとイタリアまで行ってきました。基本的に単独行動が好きで、変わった景色やヤバそうな路地裏を見ると探索せずにいられないのです。
ニースから電車に乗り、小一時間でイタリア国境の町ヴェンティミリアへ。EU圏内はパスポートなしで行き来できるのでとても便利。
路地裏を散策し、パスタで舌鼓をうちたいのにピザ屋しか見つからなくて舌打ちしつつ駅へ引き返す。
駅に着くと、電車が1時間も遅れ、このままでは飛行機に間に合わないという厳しい状況に。
仲間に連絡を取ろうにもwifiはなく、ローミングを解除して国際電話で助けを求めようとしたら電波が圏外。近くのお爺さんに電車の状況を聞いたら「どうせ電車は来ない。慌てても仕方がないから一緒にコーヒーを飲みましょう」的な事を言われて誘われるが、それどころではないので断る。一体何なんだこの国は。
近くにホテルの看板が見えたのでwifiを拾おうとしたら「ここにはwifiはないがこの先のカフェならある」的な事を言われ、カフェへ。あり得ない量の冷や汗をかきつつ店主のお婆ちゃんにwifiのパスワードを求めると「コーヒーを一杯注文したらパスワードを教えてやる」的な事を言われ、パスワードと引き換えにエスプレッソを注文。昔懐かしいフラグ立てゲームに振り回されている感覚だ。
一瞬ではあるがネットが繋がったので仲間たちにLINEで状況だけ伝え、自分のことはいいから先に空港へ行くようにと連絡。カフェを振り返るとお婆ちゃんや一般客の老人たちが笑いながら手を振り「頑張れよ」的な励ましの言葉を投げてくれている。これは感動した。
ようやく電車が来たので乗る。突然、駅でもない所で電車が急停車し、警官隊が乗り込んできて乗客全員パスポートチェック。何人かの乗客が車外に連行され、その場で荷物検査が始まる。
何とか空港行きのバス停へ到着するが仲間達の姿はない。空港へのバスはストの為に動いていないらしい。飛行機に乗れない。これは困った。
謎の美人観光客がタクシーを呼び止めたのでシェアさせていただき、空港へ。
仲間達もなんやかやあって時間ギリギリに空港に到着。で、無事に帰国しました。
日本に着いて、電車が定刻通りに到着する事に改めて感謝。イタリア爺さんのように「どうせ電車は来ないからコーヒーを飲もう」という発想は自分の中にはないが、実に人間らしい自然な姿だな。毎日時間に追われて作業で日々精神をすり減らしている自分は一体何なのだろうか。ともあれ楽しい1日でした。ごちそうさま。
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posted by ムラカミ at 00:40| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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